パソコンを買いたい!買い替えたい!
と思った時、価格はもちろん少なからずスペックは気になりますよね?
ただ一口にスペックと言っても、CPU?メモリ?OS?何やら聞いたことはある、知っているようで実際は・・・といった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は
パソコンのスペック(性能)CPU
について少しお話ししたいと思います。
◆CPU???
まずCPUとはCentral Processing Unitの略で、日本語だと「中央演算処理装置」といい、パソコンの中で重要な部分(部品)の一つです。人間でいう頭脳にあたる場所ですので、もはや性能はCPUでほぼ決まると言っても過言ではありません。
◆ 「インテル入ってる」???
さて、最近見かけなく(?)なりましたが、
テレビCMで「インテル入ってる」というフレーズ聞いたことがありませんか?
Intel(インテル)と聞くとサッカー選手の長友やビエリ、サネッティ(古い)・・・
を連想される方もいらっしゃると思いますが、その通りです!
「インテル入ってる」はイタリアサッカーチームのスポンサーIntel社が作っているCPUを搭載している、ということなんです。日本ではWindowsやMacにおいて市販のPCのCPUは大半がインテル社製です。インテル社のCPUには様々なブランドがあり、ざっくりとですが以下の通り順に古くなっていきます。
・Core i7 →
・Core i5 →
・Core i3 →
・Pentium G(Core iシリーズ廉価版)→
・Celeron G(Core iシリーズ廉価版)→
・Core 2 Quad → ・Core 2 Duo→
・Pentium Dual Core(Core 2 Duo 廉価版)→
・Celeron Dual Core(Core 2 Duo 廉価版)→
・Pentium D → ・Pentium 4 → ・Celeron D
「Core i7搭載!」という宣伝文句を見たことがあるかもしれませんが、最新ということです。CPUは日々改良が加えられて処理スピードの向上や機能の追加などが行われています。新しいCPUほど高速だと思ってもらって良いと思います。
※下写真の「 Core 2 duo 」や「 Core i5 」といったものがこのブランド名に当たります。
※スタートメニュー→コンピューターの上で右クリック→プロパティで表示される画面で確認
※ デスクトップ上のアップルマークから「このMacについて」で表示されます。
CPUは人間でいう頭脳と言いましたが、性能の高いものは頭の回転が速いので、サクサクと問題や仕事を処理してくれます。反対に性能の低いものは処理がゆっくりになってしまいます。
◆ CPU性能の読み方
例えばネットでパソコンの購入の画面を見た時CPU欄に下記のように書かれていましたので読み方をご説明しておきます。
・intel Core i5① – 6500② ( 4コア③ / 8スレッド④ / 定格3.20GHz⑤ / TB時最大3.60GHz⑥ )
・intel Core i7① – 6700T② ( 4コア③ / 8スレッド④ / 2.80⑤~3.60GHz⑥ )
①・・・前述の製品ブランド名(プロセッサーファミリー)になります。
②・・・同じブランド名(プロセッサーファミリー)の中で性能を区別するために付けられた(プロセッサー)ナンバーです。数値が大きいほどお高い機能を有しています。
③・・・コアの数です。コアはCPUの中心部分でデータ処理を行う重要な部分です。基本的にコアの数が多いほど性能は高いと考えてよいでしょう。
④・・・コアとスレッドの関係性は、いろいろな例えで表されていますが、コンビニのレジで例えてみます。
コンビニで、1台のレジ混雑時、店員さんがもう一人ヘルプにやってきて、レジを打つ人・袋詰めをする人、分担して混雑を解消しました。二人いた方が早くなりますよね。これが1コア・2スレッドの考え方です。
コアは処理装置の数、スレッドは作業人数(作業数)になります。
当然ですが、レジが2台・店員2人(2コア2スレッド)の方が早いですし、
レジ2台・店員4人(2コア・4スレッド)はさらに高速な処理が可能になります。
⑤・・・クロック周波数と言って、CPUの処理速度のことです。数字の高い方が動作は速いです。コンビニのレジの例えで言うと、レジ打ちのスピード、袋詰めのスピードでしょうか。クロック数の高い方が多くの商品を打ち、袋詰めできます。
もちろん、こちらもコア数とスレッド数との組み合わせで性能は変わります。
1.6GHzで4コア4スレッド であれば、3.2GHzでシングルコア(1コア1スレッド)よりも高性能と言えるでしょう。
⑥・・・TBとはターボブーストの略で、インテル独自の技術ターボ・ブースト・テクノロジーを使い、自動的にクロック周波数を上げる機能です。
例えば4コアのCPUの場合で、環境に応じて2コアで十分の処理だと判断した場合に、不要な2コアの電源をオフにして、必要な2コアのクロック周波数を上げる機能です。この場合は、3.60GHzまで上がりますよ、という意味です。
◆CPUはインテル社製のものがなぜ多いの・・・
こちらについてはさまざまな見解がありますが。
まず、もう一つCPUを作っている主なメーカーの一つとしてAMD(エーエムディー)社があります。
日本国内において販売されているパソコンに搭載されているCPUは大半がインテル社で圧倒的なシェアを占めています。
しかし世界的に見ると、 AMD 社のシェアも多く、日本のように圧倒的にインテル製というわけではなく、時期や地域によっては、AMD 社のシェアが多いという結果も出ているそうです。一般的に言われているのは
・Intelは 高性能で安定性がある。
・AMDは 低価格でコストパフォーマンスが高い
ですが、AMDの性能が低いわけでも、不安定なわけでもないです。
どちらが優れているわけでもなく、一長一短があります。CPUは常に最新技術を取り入れた開発をしており、リリースした際に一時的に一方が秀でた(評価される)瞬間があるかもしれませんが、遅れをとった方のメーカーが追いつき、また新しい技実を開発して評価されていきます。
なので、国内でのインテルシェアは、単純に広告や知名度の高さから、という考え方もあるそうです。確かにAMDの広告って見たことも聞いたこともないですよね。
ただ、皆さんもよくご存知のゲーム機、SONY社製「PlayStation」シリーズ、Nintendo社製「Wii NX」(搭載予定)、Microsoft社製「Xdox」シリーズにはAMDのCPUが使われているって知っていましたか???知名度高くなっても良い気もしますね。
余談ですが、GoogleやYahooで「INTEL AMD」と検索すればさまざまな見解が見ることができますよ。
少し、逸れてしまいましたが、今回はCPUのお話でした。
またスペックの話は今後とも紹介していきたいと思います。ではこの辺で。