こういう場合多くの方が、ダメだとは分かっているが強制終了をするかと思います。
ですが、Wuindowsの強制終了には、データの損失、OSの破損と言った非常に危険なリスクがあります。
なので、できれば強制終了はしたくありませんよね。
実は、Windowsの強制終了はどうしよもできない時の最終手段であり、その前にやっておくことはあります。
この記事を読めば、Windowsの強制終了の前にやっておくこととそもそも強制終了しなければならいような事も事前に防ぐこともできますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
Windowsの強制終了する前にまずは確認!
パソコンが固まってしまってすぐに強制終了をするのはまだ早いです。
パソコンが固まってしまっているように見える時には強制終了をする前に一度以下の4つことを試して見てください。
まずは試して欲しい4つの方法
- 時間が解決してくれる場合もある!
- アプリの強制終了でフリーズが解消する場合もある!
- ドライブなどの書き込み中ではないかもチェック!
- マウスやキーボードの不具合の場合もある
それでは、固まってしまった時にまず確認しておきたいことを一つ一つ詳しくは見ていきましょう。
時間が解決してくれる場合もある!
固まってしまっても焦らずに少し時間をおくことで解決することが多いです。
パソコンが固まってしまっている時は、パソコンの中でさまざまな処理がされており、順番に処理をしているが追いついていな状態です。
固まっているように見えてパソコンの内部で必死に処理を進めていることも多いので、時間を置くと意外と動き出すことも多いです。
処理をしている時は砂時計が動いていればなにかした処理をしている状態です。
オコジョ先生の解説!!
- 実際に固まってしまった時に置いておいた方が時間の目安は
5分~15分程
この間に動きが全く見られなかったら処理がしきれなくなり、
パソコンが固まってしまっている状態です。
アプリの強制終了でフリーズが解消する場合もある!
パソコンが固まってしまう原因の1つとして、ソフトウェアに原因があることもあります。
その場合は、原因と思われるソフトウェアを終了することで解消されます。
Windowsの場合は、「タスクマネージャー」と呼ばれるソフトで現在動いているソフトウェアを確認することができます。
1.Windowsのステータスバーを右クリックすると、図のようなメニューが出て来ますので、「タスクマネージャー」を選択します。
2.タスクマネージャーのプロセスで負荷が掛かっているアプリケーションが選択して、「タスクの終了」を選択します。
多くの場合は固まってしまっているソフトウェアのCPUやメモリの使用率が高くなってしまっています。
ドライブなどの書き込み中ではないかチェック!
固まってしまうタイミングがDVDやCDなどのディクスに書き込みを行っている場合は、そのメディアへの書き込みは辞めた方がいいです。
そのメディアに何かしらの不具合、もしくは書き込み側に何かしらの問題があるからです。
また、書き込み中は重たい処理をしているので、書き込み処理によって固まっている場合もあります。
その場合はパソコンにあるHDDのマークを確認してみてください。
こちらのアクセスランプが点滅しているなら現在書き込み中で処理を行っています。
固まってしまっていると判断するには早いので、もう少し待ってみると改善される場合があります。
逆に点滅せずにアクセスランプがついたままの場合は処理がうまくできておらず固まってしまっている可能性が高いので諦めるしかありません。
オコジョ先生の解説
- ただし、Windowsの強制終了する前には事前にセットしていたメディアを取り出して置く必要があります。
メディアが入ったまま再起動をしてしまうと正常に起動しない場合があります。
ドライブ部分はクリップやボールペンの先などで取り出し用の穴に指すことで手動でメディアを取り出すことが可能なので忘れずに取り外しておきましょう。
マウスやキーボードの不具合の場合もある
稀にマウスやキーボードが動かなくなることでパソコンが固まってしまっていると勘違いしてしまうこともあります。
有線のケーブル(USB)を使用して、マウスやキーボードを利用している場合は一度ケーブル(USB)を抜き差ししてみてください。
パソコンとの接続の問題場合はこれで解決します。
また、Bluetoothを使った無線のマウスやキーボードの場合も、一度設定のやり直しや接続の確認をしてみてください。
無線の場合は充電式ではなく電池式の時は電池が無くなってしまっているケースもありますので、電池の交換も有効です。
Windowsの強制終了のリスクを知っておこう!
Windowsの強制終了は固まった時にすることで簡単に元に戻って再度パソコンを使うことは出来ます。
ただし、Windowsの強制終了には大きく3つのリスクがあります。
Windows強制終了の3つのリスク
- 現在作成中のデータが消えてしまう
- OSのデータ破損によるWindowsが起動しなくなる
- HDDやSSDのデータ消滅
普段手軽にやっているが実はすごく危険なことで最悪パソコンが潰れてしまうこともあるということを知っておきましょう。
では、次の章で詳しく見ていきましょう。
リスク1.現在作成中のデータが消えてしまう
固まってしまう前に作成していた書類や表計算のデータは消えてしまいます。
もし、こまめに保存しておらず数時間も作業をしていたデータが消えてしまっていたら大変なことになります。
再度データを作り直す事も大変ですが、何よりも頑張って作ったデータが全て消えてしまったという精神的なダメージもかなり大きいです。。。。
稀にファイルの修復があり、作成していたデータが戻って来ることはありますが、あまり期待はしない方がいいです。
リスク2.OSのデータ破損によるWindowsが起動しなくなる
パソコンが固まってしまいWindowsを強制終了した時にWindowsを構成しているファイルに何にかしらの問題によってファイルが破損してしまう事があります。
もしWindowsの構成ファイルが破損してしまったらOSが起動しなくなったり、起動後、黒い画面のまま先に進まないといったことになってしまいます。
その場合、最悪パソコンは買い換える必要もありますし、保存していたデータも消えてしまっている場合もあります。
オコジョ先生の解説!!
- Windowsが起動しなくてもデータだけは取り出せることもあるので諦めるのはまだ早いです!
データ復旧についてはこちら(データ復旧のページにリンク)でも詳しく説明しています!
また、Windowsは急に固まってしまう時もあります!
いつパソコンが故障してしまっても大丈夫なようにデータのバックアップは必ず取っておきましょう!
データのバックアップについては以下のページで詳しく書いているので参考にしてください。
(Windows バックアップへの記事に誘導)
リスク3.HDDやSSDのデータ消滅
Windowsを強制終了する時に何かディスクに書き込みや読み込み処理を行っていたような場合はHDD・SSDへ大きな負荷がかかってしまい、それによりHDD・SSDの中で通常とは異なる動きを起こしてしまい、内部からディスクがショートしてしまい故障してしまうような場合があります。
この場合HDD・SSD自体に傷などが行ってしまうので、パソコンも起動させることもできませんし、データだけを取り出す事が難しいので、必ず避けたいですよね。
特にパソコンが固まってしまった時にがアクセスランプをよく確認しましょう。
アクセスランプが点滅しているのであれば何かしら処理をしているタイミングなので、Windowsを強制終了するのは少し待ちましょう。
アクセスランプが点滅している時に強制終了をしてしまうとHDD・SSDを傷つけてしまう可能性が高くなります。
Windowsの強制終了の方法
パソコンを強制終了する方法として、主に以下の3つの方法があります。
パソコンを強制終了させる3つの方法
- ショートカットキーを使う方法
- キーボードコマンドを使う方法
- 電源ボタンの長押し
電源ボタンを押して強制終了させるのはやはり一番リスクがあるので、最終手段にします。
電源ボタンでのWindows強制終了の前に強制終了ではないですが、まだ、安全にパソコンを終了させる事ができる可能性がありますので、まずは「ショートカットキー」を使う方法、「キーボードコマンド」を使う方法を先に試してそれでも無理だった場合に限り電源ボタンによるWindowsの強制終了を行います。
それでは、それぞれやり方について詳しく説明していきます。
ショートカットキーを使う方法
Windowsには、さまざまなショートカットキーがあり、Windowsを終了させるショーカットキーもあるので、それを使いWindowsを終了させる事ができます。
まずデスクトップ画面で「Alt」キーを押しながら「F4」キーを押します
すると「Windowsのシャットダウン」というダイアログが表示されます。
「次の中から選んでください」のプルダウンメニューから「シャットダウン」を選択します。
「シャットダウン」選択後、「OK」をクリックする事でWindowsを終了させる事が出来ます。
キーボードコマンドを使う方法
Windowsには、キーボードを使い、Windowsを終了をすることができるコマンドがあります。
「Control(Ctrl)」キーと「Alt」キー、「Delete(Del)」キーを同時に1回押します。
そうするとユーザー切り替えやタスクマネージャーを開く時と同じ画面が開きます。
この画面に右下に「電源マーク」がありますので、「Tab」キーを8回押すことで「電源マーク」を選択する事ができます。
そのまま「電源マーク」上で「Enter」キーを押します。
ポップアップメニューで「シャットダウン」と「再起動」の選択肢が出てきますので、「シャットダウン」を選択する事でパソコンを終了させる事ができます。
電源ボタンの長押し
上記2つの方法でもWindowsを終了させる事が出来ない場合は電源ボタンを押してパソコンを強制終了させるしかありません。
一番危険な方法でもあり、「Windowsの強制終了のリスクを知っておこう!」でも紹介したリスクもあります。
パソコンの電源ボタンを押す前にまず確認しておきたい事が、HDD・SSDのアクセスランプが点灯・点滅していないかの確認です。
また、HDD・SSDの動作音もしていないか確認しましょう。
オコジョ先生の解説!!
- HDD・SSDのアクセスランプが点灯・点滅しているときや、
ハードディスクの動作音がしているときは、ハードディスクが動作をしていて何かの処理をしている時です。処理中にWindowsの強制終了を行うとOSの破損、ファイルの破損やハードディスクが破損してしまうリスクが上がってしまいます。
アクセスランプが点灯・点滅している時は少し時間を置く事で処理が終わることもありますので、少し時間を置くようにしましょう。
アクセスランプが点灯・点滅していない事が確認出来たら、パソコンの電源ボタンを電源が切れるまで5秒以上押し続けます。
パソコンによって電源が切れるまでの時間にも誤差はありますので、しっかり電源が切れるまで押し続けます。
パソコンの電源が切れたのを確認したら、すぐに電源を入れるのではなく、そのままの状態で30秒以上待ちます。
その後、再度電源ボタンを押して、Windowsを起動させます。
Winsowsの強制終了後に確認しておくこと
Windowsを強制終了させた後は、必ずパソコンを再度起動させて異常がないか確認しておきましょう。
確認しておきたい事は主に以下の4つあります。
パソコン再起動後に確認したい4つのこと
- 自動修復モード
- 作業していたファイルの確認
- HDDやSSDのファイルの確認
- Windows8.1以前は起動後の画面選択も注意
特にWindowsの強制終了後は今までの通常の画面で起動しない場合があります。
Windows10の場合だと起動後にWindowsロゴーマークの下に「自動修復」と言った文言が出たりもします。。。
多くの場合、こう言った画面になってしまうと迷ってしまいますので、ここで詳しく説明していきます。
自動修復モード
Windowsの強制終了した後に起動後、自動修復モードに入ると以下のような画面になります。
この場合、詳細オプションを選択します。
次にトラブルシューティングがあるので、選択します。
次に詳細オプションを選択します。
次にスタートアップ修復を選択します。
次にスタートアップ修復をするアカウントをクリックし、パスワードも入力します。
再び、黒い画面に戻り、「PCを診断中」と表示されるので、修復が完了するまでしばらく待ちます。
終了後、再度問題なくWindowsが起動すればOKです。
うまく修復できなかった場合は何度かスタートアップ修復を繰り返します事があります。
その場合はセーフーモードで起動して原因を探る必要もありますし、最悪の場合、OSの破損の可能性もあります。
OSの破損の場合はパソコンのリカバリーやシステムの復元を行う必要があるので、以下の記事で紹介していますので、参考にしてみてください。
もしものときに備えて・・・出来ていますか!?システムの復元の設定
作業していたファイルの確認
Windowsが問題なく起動しても強制終了前のデータがどういう状態になっているかは確認しておきましょう。
ごく稀にWindowsを強制終了した事によりファイルが破損してしまい、ファイル自体が開けないこともあります。
もしファイルが破損していた場合は復元することは難しいので、諦めるしかありません。。。
HDDやSSDのファイルの確認
ファイルと同じ様に強制終了の直前まで開いていなかったファイルもデータとして存在しているか、確認しておきましょう。
まだ、ドライブに書き込み中による強制終了の場合はディスクに異常がないかも確認しておきましょう。
Windowsの強制終了にならない為に対処法
パソコンが固まってしまい、Windowsの強制終了をしないと行けない事になってしまう場合の多くがパソコンのフリーズが多いです。
なので、Windowsの強制終了を極力減らすためには普段からのパソコンのメンテナンスが重要になってきます。
普段からパソコンのメンテナンスをしておく事でパソコンが固まってしまう様な状況は減らす事ができますので、以下の6つのメンテナンスを定期的に実行しておく必要があります。
普段から出来る6つのメンテナンス
- Windowsのメンテナンス
- OSのアップデート
- ソフトウェアの整理
- HDDやSSDの十分な容量の確保
- ドライバの更新
- パソコン本体の環境の確認
それぞれ詳しいはやり方については以下の記事を参考にしてください。
まとめ
ここまで、電源ボタンを押す前に確認して欲しい事や、Windowsの強制終了の危険性、強制終了の方法、起動後の確認について説明してきました。
パソコンが固まってしまっているように見える時には強制終了をする前に一度以下の4つことを試して見てください。
まずは試して欲しい4つの方法
- 時間が解決してくれる場合もある!
- アプリの強制終了でフリーズが解消する場合もある!
- ドライブなどの書き込み中ではないかもチェック!
- マウスやキーボードの不具合の場合もある
Windows強制終了の3つのリスク
- 現在作成中のデータが消えてしまう
- OSのデータ破損によるWindowsが起動しなくなる
- HDDやSSDのデータ消滅
パソコンを強制終了させる3つの方法
- ショートカットキーを使う方法
- キーボードコマンドを使う方法
- 電源ボタンの長押し
電源ボタンを押して強制終了させるのはやはり一番リスクがあるので、あくまでも最終手段の方法になります。
Windowsを強制終了させた後は、必ずパソコンを再度起動させて異常がないか確認しておきましょう。
確認しておきたい事は主に以下の4つあります。
パソコン再起動後に確認したい4つのこと
- 自動修復モード
- 作業していたファイルの確認
- HDDやSSDのファイルの確認
- Windows8.1以前は起動後の画面選択も注意
普段から出来る6つのメンテナンス
- Windowsのメンテナンス
- OSのアップデート
- ソフトウェアの整理
- HDDやSSDの十分な容量の確保
- ドライバの更新
- パソコン本体の環境の確認
Windowsの強制終了はパソコンが固まってしまった時にすぐにやってしまいますが、強制終了する前にやっておくことはあるので、今回の記事を参考にして対処してみてください。
また、もしも、windowsの強制終了でデータが消えてしまっても大丈夫な様に普段からデータのバックアップは常に取るようにしておきましょう。