CTP IT SUPPORTではパソコンのトラブルでお困りの方からのお電話をお待ちしております。
お困りのことがありましたらお気軽にご相談ください。
今まであったパソコントラブルの事例の中から、お役に立ちそうなものを選んで紹介しています。
今回の事例は…… CTP IT SUPPORTに、パソコン教室の生徒さんからのご相談がありました。
「パソコンのスタートメニューが急に出なくなってしまった。とても困っているので、助けてください。」
とのこと。スタートメニューがなくなってしまった為、終了もできなくてスリープ状態でノートパソコンをご持参になっていました。スタッフがすぐに診断を行います。
パソコンの状態
パソコンをお預かりして、起動してみると、お話の通りWindowsマークをクリックしてもスタートメニュー画面が開かない状態でした。生徒さんのノートパソコンのOSはWindows10です。
実はWindows10のスタートメニューが表示されないというトラブルは多く報告されています。
サポート内容
軽い症状の場合、キーボードの左下にあるWindowsマーク(田マーク)を押すだけでスタートメニューが開くこともあります。
それでもダメならAlt+F4から再起動してみます。単純なトラブルなら再起動で解決することもあるからです。
しかし、今回のケースでは再起動してもスタートメニューは開きませんでした。
次はコマンドプロンプトからの修正を試みます。コマンドプロンプト(管理者)をスタートメニューの上を右クリックから開きます。
コマンドプロンプトにdism /online /cleanup-image /restorehealth と入力してEnter。
5分ほど待って処理が完了したら、sfc /scannowと入力しEnter。長いと30分程度かかります。
次にPowershellと入力しEnter。
最後にGet-AppXPackage -AllUsers |Where-Object {$_.InstallLocation -like “*SystemApps*”} | Foreach {Add-AppxPackage -DisableDevelopmentMode -Register “$($_.InstallLocation)\AppXManifest.xml”}と入力し終了です。
今回のケースでは、これで再起動をすると、スタートメニューを開くことができました。
パソコンの診断結果
症状 | スタートメニューが開かなくなった |
OS | Windows10 |
サポート実施事項 | パソコン診断 |
作業料金 | 上記内容:3,680円 |
スタッフからのアドバイス
今回のケースの症状はWindows10でよく報告されているものでした。
「コマンドプロンプト」からの方法で大抵のスタートメニューが表示されないという不具合は解決されると思います。
解決しない場合は、新規のユーザーアカウントを作り、そのアカウントでログインし直してみます。
そちらでスタートメニューが開くようであれば、ユーザー情報を引越しさせて使用する、という方法があります。
通常ならスタートメニュー→コントロールパネル→ユーザーアカウントの追加とやっていきますが、まずスタートメニューが開かないので、Windowsキー+Rキーで「ファイル名を指定して実行」を立ち上げます。
「名前」欄にcontrol と入力すれば、直接コントロールパネルを出すことができます。そこからユーザーアカウントの追加ができます。
他にはシステム回復オプションから「システムの復元」を行ってみる、というのも一つの手かと思います。
「システムの復元」を行えば、パソコンが通常通り動いていた“復元ポイント”の時点まで戻ることができます。
システムの復元の設定についてはブログ『もしものときに備えて出来ていますか!?システム復元の設定』に詳しく書いていますので、是非そちらも読んでみてくださいね。
お客様からの一言
生徒さんからコメントを頂きました。ありがとうございます!
「スタートメニューが開かなくなってから何時間も、自分で何とかできないか…と調べていましたが、もうさっぱり分からなくて、頭を抱えていました。パソコン教室の先生に頼めばサポートの方に繋いでもらえる、と思い出して、すぐに問題のパソコンを持っていきました。ぱっと解決してくれてとっても助かりました。やっぱりプロにお願いするのが一番ですね。ありがとうございました。