CTP IT SUPPORTではパソコンのトラブルでお困りの方からのお電話をお待ちしております。
お困りのことがありましたらお気軽にご相談ください。
今まであったパソコントラブルの事例の中から、お役に立ちそうなものを選んで紹介しています。
今回の事例は……
CTP IT SUPPORTに「変なところを自分でいじってしまったようで、パソコンが電源を入れても起動しなくなってしまった。直るかどうか……見に来てほしい。」というお電話がありました。
どういう状況でそうなってしまったのか、詳しいお話を伺いにスタッフがお客様のご自宅にお邪魔しました。
パソコンの状態
パソコンは電話でのお話の通り、電源を入れても起動しない状態でした。
お客様は、「昨日Dドライブの容量が一杯になった、というメッセージが出たので、まだ余裕のあるCドライブの方にファイルを移した。それから起動しなくなったので、多分それが原因だと思う。」と説明をしてくださいました。
サポート内容
起動に必要なファイルを移動してしまったことで、今回のトラブルが起きたと考えられます。
本来ならば、ハードディスクから修復を行うところですが、今回のケースでは起動状態にならないので、「システム修復ディスク」を用いて、システム回復オプションを呼び出します。
「システム修復ディスク」をパソコンに挿入し、「詳細ブートオプション」を呼び出します。
詳細ブートオプションから「コンピューターの修復」を選択すると、「システム回復オプション」画面が表示されます。
そこから「スタートアップ修復」を実行すると、無事トラブルが修復され、起動できるようになりました。
スタートアップ修復はWindows7から実装された、いろいろな起動トラブルを自動で修復してくれる機能です。今回のトラブルは、この「スタートアップ修復」で解決されました。
もし、このスタートアップ修復でも回復しない場合は、「システムの復元」で、トラブルが起きる前の時点にパソコンを戻す方法もあります。
パソコンの診断結果
症状 | パソコンの電源をいれても起動しない |
OS | Windows 7 |
サポート実施事項 | 出張料、パソコン診断、スタートアップ修復 |
作業料金 | 上記内容:8,980円 |
スタッフからのアドバイス
今回はスタッフが用意していた「システム修復ディスク」を使いました。
このケースのようにハードディスクからは一切起動できない時にも、「システム修復ディスク」を準備しておくと、“システム回復オプション”を呼び出して修復を行うことが出来るので便利です。
【「システム修復ディスク」とはWindows7から作成することができるようになった復旧用のツールです。「システム修復ディスク」を起動させることで、ハードディスクからは開けない場合でも“システム回復オプション”を直接開くことができます。】
システム修復ディスクは作っておいて損はないので、いざというときの為にぜひ用意しておきましょう。
ブログ『パソコンが使えない!?突然パソコンにログインできなくなってしまった』にシステム修復ディスクについて書いておりますので、興味がある方はそちらも読んでみてくださいね!
お客様からの一言
お客様からコメントを頂きました。ありがとうございます!
「自分では、どのファイルを動かしたらダメなのか判断が付かなくて、容量が足りないならば、空いたところへ……と安易に移動してしまいました。もしかしたら壊れたかもと、落ち込んでいたので、直ってよかったです。助かりました。ありがとうございました。」