「何か使える資格ないですか?」
「定番の資格ってなんですか?」
「自分が取れそうな資格って?」
などなど生徒さんからも質問を受けることがあります。
せっかくパソコンに興味を持って習っているのだから、
資格が欲しい、資格をとりたい!
って・・・やっぱり思いますよね!?
今回は就職や転職、はたまた何かパソコンの資格が欲しい!という方に
使える!パソコン資格をご紹介します。
①MOS試験microsoft office specialist
(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)
:株式会社 オデッセイ コミュニケーションズ
・Word (ワード/文章作成ソフト)
・Excel (エクセル/表計算ソフト)
・PowerPoint (パワーポイント/プレゼンテーション ソフト)
・Access (アクセス/データベース管理ソフト)
・Outlook (アウトルック/電子メール・情報管理ソフト)
幅広い世代に人気でオフィスワーク必須のとっておきたい資格です!
Word・Excel・PowerPoint・Accessの実務スキルを客観的に証明するマイクロソフト認定の世界でも通用する資格で、「MOSを取得=PCスキルは問題ない」と認識する方も少なくない、確かな証明となる人気の資格です。
随時試験も実施されており、試験対策の勉強がそのまま業務や作業効率に直結することはもちろん、合否が試験終了後すぐにわかる、年齢や国籍を問わない(特別な受験資格がない)、世界共通の合格認定証が付与される、などの要素も人気のひとつです。毎年20万人以上の人が受験している、超・人気資格と言えるでしょう。
就職活動中の学生や新社会人の方にはぜひとっていただきたいオススメの資格です。
※試験はソフトの種類や、バージョン、スキルレベルによって分かれております。
②日商PC 検定
:日本商工会議所
・文書作成
・データ活用
・ブレゼン資料作成
ビジネス文書の作成、取り扱いが問われる「文書作成」、業務データの活用、取り扱いが問われる「データ活用」、「プレゼン資料作成」の3分野(各1級・2級・3級・Basic)あります。
MOSと並んでパソコン実務スキルを証明する代表的な資格です。
違いというと、MOSはWord・Excel自体の機能・操作に関してパソコンを使いこなす能力を問われ、この日商PC検定では実務業務で必要な操作の習得に絞って問われる点。具体的に、MOSは実技試験のみです。文書やデータ分析の知識は不要ですが、実務ではそんなに使わない機能までフルで求められます。
日商PC検定は、文書作の場合、ファイルを開くところから始め1つの文書を作成し完成させる。データ活用の場合、粗利益や構成比率などビジネスに関する計算式を使うことになります。
機能習得こそMOSには及びませんが、特に実務において自分で何かを作成するスキルはこちらの上級を目指すのが一番だと思います。
③P検
:ICTプロフィシエンシー協会
パソコンに関する知識に関する検定試験で、理解度や習得度によって1級・2級・準2級・3級・4級・5級にレベル分けされ実施されています。
初級の入門レベルから、上級ではセキュリティ管理や専門知識・技術に関してまで、幅の広い理解度を問う試験となっております。
「学習指導要領」に幅広く準拠しており、幾つかの大学・高校・中学では学校全体での受験もあるようです。さらに、大学・短大での単位認定(2015年75大学・170学部)や入試優遇(425大学・1,055学部)もあるので、学生の方などに特にオススメです。
※5級は、用語を問うもので合否判定がありません。
Web上で無料受験ができます、是非お試しを。P検5級にチャレンジ→http://www.pken.com/tool/05_test.html
④ITパスポート試験 ※国家資格
:独立行政法人 情報処理推進機構 (IPA)
社会人・学生の方が備えておくべき役立つ情報処理・入門試験!
社会(人)に必要なITを理解し、課題の把握・分析・解決のため積極的に使い、付加価値を生み出すスキルを身につける経済産業省が認定する国家資格です。
情報セキュリティやモラル、企業コンプライアンスに貢献するなどの正しい知識が身につけられる、IT社会で働く上で必要となる基礎知識を習得していることを証明することとなりますので、就職だけでなく・転職をお考えの方にも確実に次のステップアップに繋がる資格です。国家資格というと、尻込みしてしまいそうですが、難易度的には高くないと言われており社会人の誰もが習得しておきたい資格と言えるでしょう。
後で紹介します、情報処理技術者試験のレベル1区分になります。
⑤情報処理技術者試験
:独立行政法人 情報処理推進機構 (IPA)
レベル1のITパスポート試験を紹介しましたのでご参考までに。こちらはかなりハイレベルな資格。情報処理技術者としての「知識・技能」の水準がある程度以上であることを認定する技術者向けの能力認定試験(国家資格)です。
IT企業では試験合格者に資格手当を支給している企業も珍しくありませんし、新卒入社の技術者にはレベル2の基本情報技術者試験の合格を義務付けている企業もあるそうです。これからIT業界を目指す学生さんたちはこの情報処理技術者試験、頭の片隅にでも置いておいて損はないと思います。
簡単ですが、下記に試験内容を記しておきます。
◆レベル1
ITパスポート試験 (IP)
職業人が共通に備えておくべき情報技術に関する基礎的な知識をもち、情報技術に携わる業務に就くか、担当業務に対して情報技術を活用していこうとする者。
◆レベル2
・基本情報技術者試験 (FE)
高度 IT 人材となるために必要な基本的知識・技能をもち,実践的な活用能力を身に付けた者。
・情報セキュリティマネジメント試験 (SG)
情報システムの利用部門にあって、情報セキュリティリーダとして、部門の業務遂行に必要な情報セキュリティ対策や組織が定めた情報セキュリティ諸規程(情報セキュリティポリシを含む組織内諸規程)の目的・内容を適切に理解し、情報及び情報システムを安全に活用するために、情報セキュリティが確保された状況を実現し、維持・改善する者。
◆レベル3
応用情報技術者試験 (AP)
高度 IT 人材となるために必要な応用的知識・技能をもち,高度IT 人材としての方向性を確立した者。
◆レベル4
高度IT人材として確立した専門分野を持ち、主導する者。スキルレベル4の試験9種類を総称して高度情報処理技術者試験と呼ばれる。
・ITストラテジスト試験 (ST)
・システムアーキテクト試験 (SA)
・プロジェクトマネージャ試験 (PM)
・ネットワークスペシャリスト試験 (NW)
・データベーススペシャリスト試験 (DB)
・エンベデッドシステムスペシャリスト試験 (ES)
・情報セキュリティスペシャリスト試験 (SC)
・ITサービスマネージャ試験 (SM)
・システム監査技術者試験 (AU)
⑥情報検定(J検)
:一般財団法人 職業教育・キャリア教育財団 検定試験センター
- 情報活用試験 (他、情報システム試験・情報デザイン試験)
1級・2級・3級があり、「使う」というテーマのもとPC操作から表計算ソフトを利用した問題解決、情報戦略から情報セキュリティに関することまで、主に情報を使いこなす能力を養うための検定内容となっています。
一部の大学、短大、専門学校などでは、情報活用試験や情報システム試験、情報デザイン試験に合格することで単位認定を受けられる学校もあるそうです。かといって学生向けかといえばそんなことはありません、採用や人事考課査定基準として情報処理活用能力検定を採用している企業もありますので、転職にも有利に働くこともあるかもしれません。
⑦ビジネス能力認定 サーティファイ
:株式会社サーティファイ
・Word文書処理技能認定試験
・Excel表計算処理技能認定試験
・Access ビジネスデータベース技術認定試験
・PowerPoint プレゼンテーション技術認定試験
・他
事務職・経理職など、実際の業務に活用できるスキルを測定することを目的として開発され、単純知識や操作能力ではなく、ビジネスシーンにおいて何ができるのかという「即戦力を証明する」試験。
試験の内容は成果物を作成するものや、ビジネスの一場面を題材とした事例問題が取り入れられており、まさに実務向け。
受験方法も個人、団体とニーズに沿った受験方法を選ぶことができ、
大学、専門学校等の教育機関のみならず、企業の社員研修や職業訓練等でも活用されています。
⑧日本情報処理検定協会
・日本語ワープロ検定
・情報処理技術検定 表計算
・情報処理技術検定 データベース
・文書デザイン検定
・ホームページ作成検定
・プレゼンテーション作成検定
・パソコンスピード認定 日本語
・パソコンスピード認定 英文
日本情報処理検定協会は、文部科学省後援の様々な検定および認定試験を行っており、文書処理能力の向上および情報社会の発展に貢献し、併せて教職員、学生、生徒の資質の向上を目的とした協会。
大学・専門学校の入学試験での優遇対象にもなっており、MOSには知名度では及びませんが、実務寄りの資格というとこちらの方が近いかもしれません。
学生さんの方は是非視野に入れてみてはいかがでしょうか。
パソコンの資格はまだまだ他にもありますが、今回は実務に活かせるものをメインで紹介させていただきました。機会があれば専門的な資格も次回はご紹介できればと思います。
では、皆さんも自分にあった資格を見つけて、仕事や勉強に活かしてください!
ご不明な点がございましたら、お気軽にご相談ください。
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